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翔馬
今日はちょっと変わった面から借金について考えてみようと思います。
皆さんは「思考停止」と言う言葉はご存知でしょうか?
「思考停止」をすると人間は一切の思考を停止してしまうと言う怖い症状です。
では「思考停止」とはどういったものかを考えて行きましょう。
お品書き
「思考停止」とは?
このサイトは借金に関するブログなので何故「思考停止」をすると借金が増加するのかを考えてみましょう。
「思考停止」とは、文字通り一切の思考を停止してしまう状態です。
現実的には心の中では借金をしてはいけないと思いながらも借金を返せない状態よりは他社から借りても借金を返そうとする。
借金はその度に増加を続けて行きますがそういった事は考えない状態の事です。
要は考えるよりも楽な道を選んでしまいます。
まさに私がそうでしたので「思考停止」は危険な状態でも有ります。
私の場合の「思考停止」の経験。
以前もお話ししましたが私は『自己破産』をするのは今回で2度目です。
1回目の『自己破産』の時には最初は5万だけ、10万だけと思って借金をしていたらやがて500万円を超える借金を背負ってしまいました。
1回目の借金の時は年収が700万円超でしたので返済出来ると思って深くは考えませんでした。
ですが病気になり離職した時にようやく「思考停止』」が解除され『自己破産』の道を選びました。
そして今回の『自己破産』の手続きに入るまでは…
要は弁護士に相談した時。
またもや「思考停止」の状態であったと気付いた次第です。
私の手取りは13万円程度なのですがその収入で300万円超の借金は致命傷。
それでも「弁護士」と話す前までは『自己破産』ではなくその他の『債務整理』の道があると思い込んでいました。
その300万円の借金も最初の時と同じく5万円なら…10万円なら…
と、軽く考えていて最初の頃はキチンと返済していたのですが以前の会社の時の取引先の知人の結婚式に呼ばれスーツから何から新調した事から始まりました。
そしてその結婚式と同時に昔の取引先との会食や飲み会に誘われる事も増え気が付いた時には借金がとある銀行系のカードローンの枠の100万円に達してしまいました。
正直、その時には毎月の返済が2万5千円だったのでギリ返済は出来ていましたがまだお付き合いは続いていて結果的にクレジットカードのキャッシングにまで手を出してしまったのです。
思えばその時から「思考停止」の状態に陥っていたのかと思います。
最初の銀行系のカードローンの2万5千円は食費を切り詰めてなんとか返済出来る額でした。
そしてクレジットカードのキャッシングの返済が1万数千円で返済出来なくなり別のクレジットカードのキャッシングにまで手を染めてしまいました。
その時には既に返済可能額は超えているのにとにかく返済をしなければならないと言う思い込みが「思考停止」を産み一切の思考を断ち切って自転車操業の期間が続きました。
「思考停止」の怖いところ。
「思考停止」の怖いところはその問題に対して一切の思考を停止する事です。
今回は借金の場合なのですが「思考停止」すると宝くじが当たれば全部返済は可能?
とか、競馬で儲ければ全額の返済は可能と楽な道のみ考えてしまい実際の問題を解決する事から目を逸らしてしまう事です。
ですから毎週の様にBIGの6億円やメガBIGの12億円をあてにしだし…
競馬でも万馬券ばかりを狙う様になっていましたがそう上手く行くはずもなく更に借金が膨らみいよいよ2ヶ月後には支払いが出来ない状態に。
もうそうなって来ると人間は自◯を考える様になる。
特に真面目な人ほど借金苦で自◯を考えてしまいます。
現に私が真面目かどうかは置いておいて実際にネットで検索したら一番楽で確実な方法は◯吊りだった事から家の玄関にちょうど良い場所が有ったのでタオルで輪っかを作り◯を吊ってみました。
結果的にはどれぐらいの時間かは分かりませんがそのタオルが滑って固定されておらず◯吊り◯殺は失敗に終わりました。
その際にGoogleで◯殺の確実なやり方を更にググって検索していた時に「自◯相談ダイアル」と言うのが常にトップに出て来たので試しに電話をしたところ低所得者向けの「法テラス」と言う機関があるから問い合わせては?
と言われ翌日に「法テラス」に電話をし「弁護士」から電話が掛かって来て今までの経緯を説明したところ「借金なんかで死ぬ必要は無いですよ。」
と言われようやく「思考停止」から考える事が出来る状態に…
そして『自己破産』の手続きに…
そしてその際の当番の「弁護士」が依頼を受諾し話を進めて行ったら『自己破産しか道は無いでしょう。』と言われショックでした。
「弁護士」が言うには『貴方の給与では他の選択肢は有りません』と言われ呆然。
他の『任意整理』は不可能と判断されました。
私の借金の中の一つにローンで購入した高価な物があったのですがその返済は月に4千円程度。
スマホもローンで買ったのでその2つは共に没収され借金の返済の一部に充当されるとの事。
正直その2つのものは手放したく無かったですのですが問答無用で返却となりました。
そして管財事案となってしまう。
そして担当弁護士と話し合いをしている内に「弁護士」から『これは管財事案になる可能性が高い』との事でした。
『破産管財人』についてはこの後いつか触れる事としますが今回『管財事案』となった理由に高価な買い物をした事。
また2回目の自己破産という事で『同時廃止』は難しいとの事。
もう泣きたいぐらいに辛いです。
今、借金が有る方は紙に書き起こしてみましょう。
今、借金をしている方。
10万、20万の方はまだ良いとは思いますが借金が100万円を超えている方は「思考停止」状態にある場合が多い。
なので一度ご自身の収入。
そして借金の内訳をノートに詳しく書いてみる事を強くお勧めします。
毎月の返済が収入の五分の1を超えていたら要注意です。
そして四分の一を超えていたらもう危険水域でしょう。
今すぐ「弁護士」に相談すると良いのかと思います。
借金は少なければ少ないほど『自己破産』で『同時廃止』になり『免責』の許可が下りる可能性が高い。
借金の返済に関してはまだ大丈夫。
来月の給与は入ったら…
再来月のボーナスが入ったら…
などなど、皆さんは考えるでしょうがお金は生き物でそういった皮算用は通じない場合が多い。
そしてくれぐれも借金を返済する為に第二、第三の借金をして返済しようとは思わない事ですね。
そう考えている方は既に「思考停止」の状態である場合が多いので危険水域に居る事を自覚し『任意整理』などのエキスパートの「司法書士」や「弁護士」に相談するのが絶対に良いと思います。
何度も言う様ですが「思考停止」の時は自分で「思考停止」状態になっている事に気が付きません。
是非、一度自分の給与と借金の返済の内訳を細かく…
出来るだけ正確に細かく書いてこの先自転車操業になりそうでしたら『任意整理』をお勧めします。
収入が低い方でも「法テラス」を使えば「弁護費用」も安くまた分割での返済もできるので是非「法テラス」を使う事をお勧めします。
もしもこの記事を読んでいる方で50〜60万円のお金は工面出来ると言う方は『任意整理』を得意とする弁護士事務所を探し弁護をお願いするのも一つの手かと思います。
とにかく「思考停止」の時は自分では判断がつかない場合が多いので友人や親族に相談して客観視する事が非常に大切かと思われます。